夏が近づくと、毎年気になるのが「熱中症」。
なんとなく知っているつもりでも、実はちゃんと対策できていない…そんな人も多いのではないでしょうか。
2025年7月12日に放送された「健康カプセル!元気の時間」では、熱中症の原因や予防法について、今すぐ実践できるポイントがたくさん紹介されました。
この記事では番組の内容をもとに、
- 熱中症ってどんな状態?
- どんな症状が出るの?
- どうやって予防すればいいの?
などを、やさしい言葉でわかりやすくまとめています。
暑い夏を元気に乗り切るために、「体の外と内から」熱中症を防ぐヒントをチェックしてみましょう!
Contents
熱中症とは?
熱中症(ねっちゅうしょう)とは、体の中の水分や塩分のバランスがくずれて、体温の調節がうまくできなくなる状態のことです。体温が上がりすぎてしまうことで、頭がくらくらしたり、気分が悪くなったり、重い場合には意識を失ってしまうこともあります。
熱中症になる主な原因
- 暑い場所に長時間いる
- 水分をあまりとっていない
- エアコンを使わずに過ごしている
- 睡眠不足や体調不良
気温だけでなく、「湿度」や「風通しの悪さ」も熱中症の原因になります。室内でも油断は禁物です。
熱中症の主な症状
初期の症状としては:
- 頭が重い・ぼーっとする
- めまい・立ちくらみ
- 筋肉がつる(こむら返り)
- 大量の汗、またはまったく汗が出ない
- 顔が赤くなる・気持ちが悪い
重くなると、けいれんや意識がもうろうとするなどの危険な症状が出ることもあります。
熱中症の予防法【健康カプセルで紹介されたポイント】
①「プレクーリング(事前冷却)」をする
外出前に25℃以下の涼しい部屋で30分ほど過ごすことで、体温の上がり方をゆるやかにできます。
② 体の内側から冷やす「飲める氷」
ジュースやスポーツドリンクを凍らせて作る「飲める氷」を使うと、体の中から効率よく冷やすことができます。のどごしも良く、水分・塩分補給にも◎
③ こまめな水分補給
1時間に1回、一口でも良いので飲みましょう。特におすすめのタイミングは:
- 起きたとき
- 食事の前後
- 入浴の前後
- 就寝前
※コップ1杯(180ml)×1日8回の「飲水学」も紹介されました。
④ 塩分の補給も忘れずに
汗といっしょに塩分も失われるので、水だけでなく塩分も意識してとることが大切です。スポーツドリンクや、バナナにひとつまみの塩をふるのもおすすめです。
⑤ 睡眠をしっかりとる
睡眠不足は熱中症の大きなリスクになります。エアコンや扇風機をうまく使って、ぐっすり眠れる環境を整えましょう。
⑥ エアコンを正しく使う
室温は**25~28℃、湿度は40~60%**が目安です。ドライ機能の活用や、冷えすぎない服装もポイントです。
⑦ 体を冷やす部位を知る
首のうしろ・わきの下・手のひらなど、太い血管がある場所を冷やすと、効率よく体温を下げられます。
まとめ
熱中症は、正しく予防すれば防げる病気です。
暑さに負けず、元気に夏を過ごすために、
- プレクーリング
- 飲める氷の活用
- 水分・塩分・睡眠・エアコン
この7つのポイントを意識して、日々の生活に取り入れてみましょう。
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